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chapter02

会議室から森へ

“自然環境と調和する”その意味を探しに、森へ。

議論の末、Missionは
『幸せの追求と持続可能な環境が、
⽭盾なく調和した社会の実現』に決まった。
しかし…とメンバーは思う。

「私たちは“持続可能な環境”や“調和”の
本質的な意味を理解しているのだろうか?
耳障りの良い机上の空論に
過ぎないのではないか…」

そんな時、只信から提案があった。

「会議室を出て、現場に⾏ってみてはどうだろう」

メンバーは太古の原⽣林が広がる
岡⼭県⻄粟倉村へ向かった。

そこで地域のローカルベンチャーを⽀援する
牧⼤介⽒に出会う。
森のプロフェッショナルである彼は、
原⽣林を歩きながらたくさんの話をしてくれた。

動物、⿃、⾍、⿂、⽊、葉、草、花、菌、
そして人。

多種多様な生物が
豊かに調和する世界に身を委ねながら、
いまいちど心の中でMissionを唱えた時、
メンバー全員が直感的にひとつのことを理解した。

「この森を奪うことは、多くの命を奪うことだ」

生命と環境の調和。その理想形を森に学ぶ。

牧⽒は語る。

「⽊々は菌を通して地⾯の下で会話しています。
例えば、ある⽊が害⾍に襲われたとします。
するとその木が菌⽷を通じて
周囲の木に害虫の存在を知らせ、
信号を受け取った木は防御物質を発して
身を守ることができる。
生き延びた木は、
⿃や動物たちの餌となる葉や実をつけ、
枯れてしまっても、
昆⾍や微⽣物たちを⽣かす栄養になる。

この様に森全体がつながり、
互いに助け合って⽣きているのです」

…まさに私たちがめざす“調和”そのもの。

各メンバーともこれまでの仕事において、
⼈々の幸せを追求してきた誇りと⾃負があった。
しかしこれからの時代、それだけでは足りない。

つくるべきものはつくりながら、
環境をあるべき姿に戻していかなければならない。

あらゆる⽣命が豊かに、
いきいきと⽣き続けている森には、
持続可能性や多様性、共⽣、循環といった
未来に不可欠なキーワードが
“矛盾なく”共存していた。

発見と刺激に満ちた『森の会議』を、全社員へ。

森での“出張会議”はそれから何度も続いた。

自然散策やキャンプをしながら考え、
時に焚火を囲みながら重ねた議論は、
会議室や⼯場では得られることのない
貴重な経験だった。

1⼈ひとりが今までの仕事を見つめ直したり、
発⾒や刺激と出会う最高の機会となった。
(途中、感極まって涙する者もいた)

「この経験を、全社員にしてほしい」

「森という“めざす理想形”に包まれながら、
自分の将来を、会社の未来を語り合ってほしい」

そんな思いから『森の会議』は生まれた。

四半期に⼀度、
少⼈数に分けて全社員が参加する
パナソニック エナジーの
ユニークな取り組みのひとつである。