Panasonic ENERGY
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パナソニック エナジーの 原点

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Chapter 01

Chapter01/エナジーの原点

幸せな世界を未来につなぐ。その決意を一枚の絵にこめて。

2021年1⽉_。
⼤阪府守⼝のとある会議室。
まだ社名すら決まっていない状況で、
経営メンバーを前に只信が語った言葉。

「新会社のスタートにあたり、
私はこんな夢を描いてます。

クルマが空を⾶び、
ロボットと⼈間がともに暮らす日常。

森の中で⼦どもたちが、
動物と楽しく遊んでいる世界。

人々が未来に少なくない不安を抱く今だからこそ、
幸せに満ちた未来を描きたいと強く思っています」

テーブルには、その未来を描いた一枚の絵。
決意を共有するために、只信自身が用意したものだった。

「ここに描かれたお墓は私の墓、
もっと⾔えば私たちの墓。
私たちが⽣きているうちには、
こんな未来が来ないかもしれないけれど、
少なくとも次の世代へつなぐための本質的なことを
新しい会社の使命として、
全⼒で取り組みたいと思っています」

電池をつくるのではない。社会の課題を解決するのだ。

経営メンバーは、経歴も、専⾨領域も異なる。

誰もが「集まること⾃体が信じられない」と
話す異⾊の⾯々。

しかし只信の描く未来に共感した彼らは、
その実現に向けての具体的な議論を開始した。

新会社の存在意義は?
どんな未来をめざす?
⾃分たちはどんな風に変わっていくべきか?

辿りついたひとつの答え。それは、

「電池をつくる会社ではなく、
社会課題を解決する会社になる」

昨今、電池関連事業の研究開発に、
世界中の企業が莫⼤なコストとリソースを投じている。
それはつまり近い将来、
クルマやスマートデバイスにとどまらず、
多くのプロダクトがバッテリーを積んで
“電動化”することを意味する。

その時、電池メーカーは
“社会のインフラを支える存在”になる_ 。

そう自覚した時、
メンバー全員の、そして会社全体の
向かうべき未来の方向が決まった。

※ 2021年1⽉に始まった幹部ミーティングは、
今なお毎週続けられている。

人類の幸せと環境の維持の両立。その“矛盾”に立ち向かう。

「電池製造」という業務を充電や発電⽅法まで
含めたさらに⼤きな領域として捉え、
電気(エナジー)そのものの
ポテンシャルを拡張させていく。

その思いから、
社名は「パナソニック エナジー」に決まった。

めざすMission、Visionを策定するにあたり、
メンバー内では大きく2つの考え⽅があった。

EVOLTAなどを開発してきたメンバーの
「幸せを追求する」、
テスラ社と協働していたメンバーの
「持続可能な環境をつくる」。

⼈類の幸福と、⾃然環境の維持。

⻑らく⼈類が対峙してきた、この大きな⽭盾と
果たしてどう向き合っていくべきか。

議論の末に出した答えは、

“逃げない”。

ここであきらめては、
幸せな世界を未来に残すことはできない。

世界を本当に変えるなら、
両者の「⽭盾なき調和」をめざすことこそが、
与えられた大きな使命であり、
メーカーとしての責任のはず。

「人類として、やるしかない」。

パナソニック エナジーとしての、
Will(意志)が決まった。